蚊帳を知っていますか?
蚊取り線香の匂いが好きだ。
マット式やリキッドタイプのものには今一つ信頼が置けない。
たとえ効いたとしてもあまりにも味気ない。
あの煙たい香りこそが、バンバン蚊を落とし、日本の夏の夜を演出するのだ。
今年はまだ蚊はほとんどいない。
それでもムカデ除けのためと、
それ以上にあの香りに包まれたいために、毎晩火をつけている。
やはり「金鳥」の香りが望ましいが、
値段が倍くらいするので「フマキラー」で妥協。
一度天然の除虫菊を使ったものを試してみたい。
こうなると、お香とかアロマのようなものだ。
銘柄を当てる「利き蚊取り線香」なんてどうだろう...。
で、思い出した。
2週間ほど前だったか、
塾へ向かう途中、いつものようにSBCラジオを聴いていた。
すると、リスナーからの質問。
ムカデが出て困っているので対策を教えてほしいという。
ムカデのことなら任せろだ。
携帯のメールでは恐ろしく時間がかかる私なので、
塾に着いてから急いでアドバイスを送る。
他に回答を寄せた人はいないようで、まもなく読まれた。
市販の忌避剤を撒く、ナフタリンを部屋中に置く...。
そこまではよかったのだが、
その後、私はこう書いたはずだ。
「それでもダメならムカデ用の蚊帳があります。
底まで網になっているので安心。」
ところが女子アナ、しばらく考えた後こう言った。
「それでもダメなら...えーと...ムカデ用の網があるんだそうです。」
なんだよそれ?
「ムカデ用の網」じゃ、魚や虫を捕る網みたいじゃん...。
...意味がわからない...。
もしかして
「蚊帳」が読めなかったから誤魔化したのではなかろうか...。
このアナウンサー、ときどき知識の浅さを露呈するのでそう勘繰ってしまう。
まあ、若い人は蚊帳なんて知らないだろうから、
ひらがなも付けておくべきだったか...。
アナウンサーは蚊帳くらい知っておいてほしいと望むのは古い人間だろうか...。
※画像をお借りしたので、ムカデ対策蚊帳の通販サイトへリンク。
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