完結編(?)・大人をなめるな!
(注)「予習」のお済みでない方は、まず以下の記事をお読み下さい。
「大人をなめるな!」
「続・大人をなめるな!」
「続々・大人をなめるな!」
木曜日がやってきた。
例の生徒にどう言おうか、念入りに作戦を立てた。
学習を始めてからでは相手のペースにはまりそうな気がしたので、
しょっぱなに勝負することにした。
その子が席に着くなり、ファイルを持って近寄って暴言満載のページを開く。
以下、Tは私、Sは生徒である。
T「今日はまず、あなたと話をしなくちゃいけない。
話をするんだからちゃんと答えてね。」
S[...」(無言でうなずく)
T(ファイルを見せて)こんなことして楽しい?」
S「...楽しくない。」
T「俺とケンカしたいの?」
S「...」(首を振る)
T「じゃあ、塾を続けたいの?辞めたいの?」
S(しばらく考えた後)「...続けたい。」
T「だったら、ここのルールに従って俺の言うことは聞いてください。
書いていいことと悪いこと、もう一度自分で考え直してね。」
S「...」(うなずく)
拍子抜けするほどあっさりと終わってしまった。
学習はいつものように進み、帰りのコメント記入も1行のみで当たり障りのない感想だった。
因みに、塾を続けたいのかという質問に「辞めたい」と答えた場合は、
こう言うつもりだった。
「そうは行かないんだよね。あなたの根性をたたき直さないといけないから...。」
昨日は自宅に戻ってから荒れただろうか...。
これで一件落着!とは思っていないが、
ひとまず良い方向に向いてきたことだけは確かなようである。
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