「大人もハマる」だと?!

どーもオリゴ糖

2010年06月17日 12:07

携帯電話で遊べる無料ゲームのCMがかまびすしい。
中でも最近多いのが、対戦型と呼ばれるものだ。
相手と戦って宝物を奪ったり、領土を奪って「天下統一」を目指したりするようだ。
見知らぬ参加者と仲間になって、敵と戦う場合もあるらしい。

隙をついて宝を盗み取るという、低俗な(?)ゲームのCMをよく目にする。
登場するの社会人ばかりで、
奪い取るときのスリルがどうとか、成功したときの快感がなんとか言っている。
そこにナレーションで「大人もハマる...」

バッカじゃなかろうか...。

いい大人が何をやっているのか!
他にやることはいくらでもあるだろうに...。

そんなに暇なら新聞を読め!読書に浸れ!!
どうしてもやりたいなら、もっと頭を使うゲームをやれ!

「息抜き」と称す者もあるだろうが、
携帯の小さな画面に夢中になって、ピコピコやっている(音はしないのか?)姿は異様である。
何もしないでボンヤリしている方がよほどマシだ。
その方が頭も心もリフレッシュできると思うのだが...。

ゲームもマンガも、一つの文化として認められつつあるが、
私はそこまでの価値を認めていない。
今どき、時代遅れな意見であろうが...。
マンガには確かに読み応えのあるものも存在するが、
だからと言って、マンガすべてを容認する気にはなれない。

スーツでびしっと決めたビジネスマンが、
何の臆するところもなく、堂々と少年マンガ誌を読みふけっている光景は嘆かわしい。
子どもが対象だから「少年○○」なのである。
青年や壮年には、他に読むべきものがいくらでもあるはずだ。

ゲームやマンガの隆盛は、日本人の幼児化を世界にPRしているようなものだ。
CMの内容はもちろん誇張されたものだろうが、
身近に同様の人たちがいても、全く不自然でないと思えるところが恐ろしい。
こんな国は日本だけではないのか...。

大人としてのプライドとか品格とか教養とか...。
そんなことについて、じっくり考えてみるべき時代ではないだろうか。
怪盗ごっこにハマっている場合ではない...。









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