批判もできないのか!?
夏期講習に向けた折込チラシがようやく完成し、折込センターへ持って行った。
2教室のうち、1教室分は地元の販売店へ直接依頼するが、
もう1教室の方は、エリアを担当している販売店が複数に分かれるので、
以前から信毎の折込センターに一括して頼んでいる。
販売店に直の方が折込費用が若干安いのだが、手間を考えると仕方ない。
今回も同様に手配を済ませ、やれやれと思っていたら、
昨日、その折込センターから電話がかかってきた。
何事かと思ったら、チラシの記載事項に問題があると言う。
オモテ面のコラムの一つ、「こんな日本語使っていませんか?」の一部だ。
このブログでもお馴染みの、町にあふれるおかしな日本語を指摘し、正しい表現を並べている。
×「十日ぶりに運転が再開し...」(NHKラジオのニュース)
↓
○「十日ぶりに運転を再開し...」
○「十日ぶりに運転が再開され...」
この中の
「NHKラジオ」がまずいと言うのだ。
特定の企業の名前を出してはいけないと言う。
たしかに、ほかの例では「民放の」とか「ホームセンターの」という表現を使っているので、
これだけが目立つのかもしれない。
しかし、ここは敢えて「NHK」と付けたのだ。
地方の民放のレベルならまだしも(失礼!)、
天下のNHKがこんな日本語使うなよと言いたいのだ。
裏を返せば、NHKに一目置いているからこその苦言である。
規約に抵触すると言うので、センターの「折込広告基準」というのを読んでみた。
該当するとすればこれか...。
「広告文中において名誉毀損、プライバシーの侵害、信用毀損、業務妨害となる恐れがある表現のもの。」
つまり、誹謗中傷はダメだということだろう。
それはそうだ。
しかし、私の文章は断じてそうではない。
論理的でまっとうな批判である。
名誉や信用の毀損、業務妨害にはあたらない。
電話の相手に確認する。
万が一NHKとの間に問題が起きたとしても、それは私個人の責任に帰することではないのか?
それとも、そちらにも迷惑がかかるのか?
返事は、折込センター側は責任を追及されないとのことだった。
だったら、なぜそんな圧力をかけてくるのか...。
販売店に直接持ち込んだ方は、そんなこと一言も言ってこない。
今回は4000枚なのでそのまま折り込むが、次回からは注意してほしいと言う。
じゃあ、次からは販売店に持って行くと言って電話を切った。
自分たちの責任は問われないと言いながら、何をそんなにびくびくしているのか...。
自主的な規制は、上からの規制以上に恐ろしい。
言論の自由、ひいては民主主義の崩壊につながりかねない問題だと思っている。
※画像は庭先に来たカラスアゲハ(orミヤマカラスアゲハ)。メタリックな光沢が美しい...。
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