2010年06月28日
信州人は方角に強い?
店や施設の位置を人に説明するとき、
私なら、たとえば「郵便局の右」とか「コンビニの向かい」という言い方をする。
それが普通の教え方だと思っていた。
ところが長野では、方角を使う人が多いように感じる。
「郵便局の東」「コンビニの南」という具合に...。
実際はどうか知らないが、少なくとも私の周りに数人はいる。
確かにこの方が誤解はない。
「右」「左」はどちらを向いているかによって変わってしまう。
「東」「南」なら絶対的なものだから正確だ。
私が塾で指導中の様子を外から見かけた人に、後日言われた。
「この前東向いて立ってたね?」
...これには面食らった。
塾の中でどっちが東だか、とっさには出てこない。
私は決して方向音痴ではない。
地図を読むのは大好きだし、
カーナビの指示より自分の方向感覚を信じる。
それでも、人との会話に方角を使うことは稀である。
母親(三浦半島出身)から聞いた話だが、
彼女の知り合いに、方角ではなく「太平洋側」「日本海側」を使う人がいたという。
「もう少し太平洋側」とか「そこから3軒日本海側」とか...。
これはこれで、スケールが大きくて気持ちいい。
やはり、海が近くにあるゆえの発想だろうか...。
信州人にとって方角が身近なのも、自然条件と関係があるのか?
四方に山があり、その名前や姿から容易に方角がわかるからだろうか。
農業県ゆえに、また雪国ゆえに、太陽のありがたみを身に浸みて感じ、
その動きに敏感になったからだろうか。
いずれにしても、観光客や出張で来たビジネスマンなど、
地元に詳しくない人には、方角は使わずに説明する方が親切というものだろう。
地図が手元になければ、方角を言われてもさっぱりわからない。
太陽があれば少しは参考になるが...。
方角を知るために、最近ではもっぱらBSアンテナを探している。
それで南西がわかれば何とかなる...。
話は変わるが、方角と言えばイスラム教の信者である。
彼らほど、日々の生活の中で方角を意識している者はいないだろう。
一日5回、メッカの方角を向いて祈りを捧げなければならないのだから、
どこにいようと正確に東西南北を把握している必要がある。
と、ここで考え込んでしまった。
日本から見て「メッカの方角」とはどっちだろう?
見慣れた世界地図で考えて「西」と答えると×である。
「日本から真東に進むと初めに到達する大陸はどこか?」という問に、
ほとんどの中学生は「北アメリカ」と答える。
正解は「南アメリカ」だ。
人間は球面上に住んでいることを忘れてはならない。
日本から真東に進むとチリに着くはずである。
同様に、日本から真西に進むと、
インドを経由してケニア、タンザニア辺りに到達する ことになるだろう。
方角を正確に地図上に表したのが「正距方位図法」である。
これで見るとメッカは日本から西北西というところか...。
今まで真西を向いて祈りを捧げていたイスラム信者の方がいらっっしゃれば、
今日からは少しだけ北寄りに方向を修正することをお勧めする。

ただ、一般的には、方角を聞いてピンとくる人は少ない
私なら、たとえば「郵便局の右」とか「コンビニの向かい」という言い方をする。
それが普通の教え方だと思っていた。
ところが長野では、方角を使う人が多いように感じる。
「郵便局の東」「コンビニの南」という具合に...。
実際はどうか知らないが、少なくとも私の周りに数人はいる。
確かにこの方が誤解はない。
「右」「左」はどちらを向いているかによって変わってしまう。
「東」「南」なら絶対的なものだから正確だ。
私が塾で指導中の様子を外から見かけた人に、後日言われた。
「この前東向いて立ってたね?」
...これには面食らった。
塾の中でどっちが東だか、とっさには出てこない。
私は決して方向音痴ではない。
地図を読むのは大好きだし、
カーナビの指示より自分の方向感覚を信じる。
それでも、人との会話に方角を使うことは稀である。
母親(三浦半島出身)から聞いた話だが、
彼女の知り合いに、方角ではなく「太平洋側」「日本海側」を使う人がいたという。
「もう少し太平洋側」とか「そこから3軒日本海側」とか...。
これはこれで、スケールが大きくて気持ちいい。
やはり、海が近くにあるゆえの発想だろうか...。
信州人にとって方角が身近なのも、自然条件と関係があるのか?
四方に山があり、その名前や姿から容易に方角がわかるからだろうか。
農業県ゆえに、また雪国ゆえに、太陽のありがたみを身に浸みて感じ、
その動きに敏感になったからだろうか。
いずれにしても、観光客や出張で来たビジネスマンなど、
地元に詳しくない人には、方角は使わずに説明する方が親切というものだろう。
地図が手元になければ、方角を言われてもさっぱりわからない。
太陽があれば少しは参考になるが...。
方角を知るために、最近ではもっぱらBSアンテナを探している。
それで南西がわかれば何とかなる...。
話は変わるが、方角と言えばイスラム教の信者である。
彼らほど、日々の生活の中で方角を意識している者はいないだろう。
一日5回、メッカの方角を向いて祈りを捧げなければならないのだから、
どこにいようと正確に東西南北を把握している必要がある。
と、ここで考え込んでしまった。
日本から見て「メッカの方角」とはどっちだろう?
見慣れた世界地図で考えて「西」と答えると×である。
「日本から真東に進むと初めに到達する大陸はどこか?」という問に、
ほとんどの中学生は「北アメリカ」と答える。
正解は「南アメリカ」だ。
人間は球面上に住んでいることを忘れてはならない。
日本から真東に進むとチリに着くはずである。
同様に、日本から真西に進むと、
インドを経由してケニア、タンザニア辺りに到達する ことになるだろう。
方角を正確に地図上に表したのが「正距方位図法」である。
これで見るとメッカは日本から西北西というところか...。
今まで真西を向いて祈りを捧げていたイスラム信者の方がいらっっしゃれば、
今日からは少しだけ北寄りに方向を修正することをお勧めする。

ただ、一般的には、方角を聞いてピンとくる人は少ない
Posted by どーもオリゴ糖 at 12:40│Comments(0)
│よしなしごと