2010年11月05日

努力はしたくない...

今年の中3には手応えのない生徒が数名いる。
後期入試まであと4ヶ月というのに、なかなか本気モードに入れない。

まず気になるのは、塾での居眠りだ。

中学生はフリータイム制で個別指導。
一部を除いて、学習する教科もその分量も生徒が自分で決める。
もちろんアドバイスや注意はするが、講師主導型の塾ではない。

その分自己管理する力が要求されることになるが、
慣れてくれば中1でも十分に対応できる。
講師の指示どおりに与えられたものだけをこなす、受動型の勉強から脱皮させたいのだ。

もちろん、これまでにも居眠りする子はいた。
中学校の生活になかなか順応できない中1、部活で疲れ切っている子、
毎日の習い事に振り回されている生徒などなど...。

そういう子は、多少居眠りしていてもしばらく放っておく。
無理に起こしても集中力が続かない。
またすぐ夢の世界へ戻ってしまうこともしばしばだ。
10分くらい寝かせてやった方が結果的には効率的だ。

ところが、今回は中3である。
部活も卒業して、体力的には余裕があるはずだ。
他の塾や習い事を掛け持ちしているわけでもない。
それなのに、放っておくと30分くらい平気で寝ているのだ...。


就寝する時間がよほど遅いのか、生活が乱れているのか?
本人に問いただしてみても明確な原因がつかめない。
授業中にも寝ることがあるそうだが、テストのときは大丈夫と言うのだから
病気(ナルコレプシー)でもなさそうだ。
やはり本人のやる気の問題か...。

先日、すべての保護者と個別面談を行った。
中3は生徒も含めた個別面談だ。

居眠り問題の生徒の一人には、母親も匙を投げていた。
高校のことも受験のことも、まるで他人事のような言動だ。
面談のときまでに書いてこいと言った計画表も白紙のままだし、
夏休み中の高校見学も全く行っていないという。

特に数学については、素晴らしいセンスを持っている子だ。
「こんな考え方もできる」という説明にも大いに興味を示すので、
決して勉強が嫌いというわけではないだろう。
ところが、すべてにおいて雑でいい加減なのだ。
テストも、勘違いや計算違いで点を落としている。

本人の考え方もいろいろ聞いてみたが、
受験勉強を本気で頑張るという気持ちはないらしい。
今の学力で入れる高校に行けばいいと思っている。
要するに、努力はしたくないということだ。

母親は、そんな考えならむしろ受験に失敗して浪人した方がいいと言う。
私も、それもありかな?と思う。
これから先、いつも努力することから逃げて、
成り行き任せの人生を送らせていいのだろうか。
ときには死ぬ気で頑張る、という体験を積ませる必要があるのではないか...。


少子化のせいで、高校も大学も、選り好みをしなければ皆入れるようになった。
こういう子が増えているのも時代の流れなのかも知れない。
難しいことやめんどくさいことは嫌い、楽しくやりたいという子も多い。
これでいいわけない、何とかしたいと思うのだが、まさに「笛吹けど踊らず」...。
もどかしくて仕方がない。



























  


Posted by どーもオリゴ糖 at 13:07Comments(0)よしなしごと