2011年02月17日
「思う」と「考える」(その2)
前回の続き。
今日は次の2語の違いを考えてみたい。
「思いつく」と「考えつく」
書物とネット、それぞれの代表的な辞書で引いてみよう。
「思いつく」は「考えを心に浮かべる。考えを起こす。」(広辞苑)
「ふと考えが心に浮かぶ。」(大辞林)
「考えつく」は「思いつく。考えが浮かぶ。」(広辞苑)
「ある考えが頭に浮かぶ。思いつく。」(大辞林)
う~ん...違いがあるような、ないような...。
頼りの「新解さん」(新明解国語辞典)も、
「思いつく」=「考えが浮かぶ」
「考えつく」=「思いつく」
...と、今回ばかりは他の辞書以上に歯切れが悪い。
私の感覚では、「思いつく」は短時間でパッとひらめく感じで、
「考えつく」は論理的思考を積み重ねて時間をかけているイメージがある。
明らかに違うと思うのだが...。
注目すべきは大辞泉の解釈かも知れない。
「ふと~心に浮かぶ」と「頭に浮かぶ」の違いである。
「思いつく」の方に直感的、刹那的なニュアンスが感じられる。
「思いつき」という名詞になると、そのイメージがずっとはっきりする。
残念ながら「考えつき」という言葉はないので、
「思う」と「考える」の比較にはならないが...。
広辞苑の定義はこうなっている。
「思いついたこと。工夫。着想。またはいいかげんな考え。気まぐれ。」
この後半部分の悪い意味の分だけ、
「思いつく」にも安易な感じが付きまとうのではないだろうか...。
最後に、前回ご紹介した「語感の辞典」の解釈を載せておこう。
この辞書では前出の2語に加え、「ひらめく」との違いにも言及している。
肝心な所だけを抜粋すると...
「考えつく」/「思いつく」よりも時間をかけて考えた具体的な内容の感じが強い。
「思いつく」/「考えつく」ほどではないが、「ひらめく」より具体的な内容を連想させる。
「ひらめく」/「考えつく」はもちろん「思いつく」と比べても、論理的な思考過程とは
関係に瞬間的に脳裏をよぎる唐突な感じが強い。
...納得...。
やっぱりこの辞書、面白い。

今日は次の2語の違いを考えてみたい。
「思いつく」と「考えつく」
書物とネット、それぞれの代表的な辞書で引いてみよう。
「思いつく」は「考えを心に浮かべる。考えを起こす。」(広辞苑)
「ふと考えが心に浮かぶ。」(大辞林)
「考えつく」は「思いつく。考えが浮かぶ。」(広辞苑)
「ある考えが頭に浮かぶ。思いつく。」(大辞林)
う~ん...違いがあるような、ないような...。
頼りの「新解さん」(新明解国語辞典)も、
「思いつく」=「考えが浮かぶ」
「考えつく」=「思いつく」
...と、今回ばかりは他の辞書以上に歯切れが悪い。
私の感覚では、「思いつく」は短時間でパッとひらめく感じで、
「考えつく」は論理的思考を積み重ねて時間をかけているイメージがある。
明らかに違うと思うのだが...。
注目すべきは大辞泉の解釈かも知れない。
「ふと~心に浮かぶ」と「頭に浮かぶ」の違いである。
「思いつく」の方に直感的、刹那的なニュアンスが感じられる。
「思いつき」という名詞になると、そのイメージがずっとはっきりする。
残念ながら「考えつき」という言葉はないので、
「思う」と「考える」の比較にはならないが...。
広辞苑の定義はこうなっている。
「思いついたこと。工夫。着想。またはいいかげんな考え。気まぐれ。」
この後半部分の悪い意味の分だけ、
「思いつく」にも安易な感じが付きまとうのではないだろうか...。
最後に、前回ご紹介した「語感の辞典」の解釈を載せておこう。
この辞書では前出の2語に加え、「ひらめく」との違いにも言及している。
肝心な所だけを抜粋すると...
「考えつく」/「思いつく」よりも時間をかけて考えた具体的な内容の感じが強い。
「思いつく」/「考えつく」ほどではないが、「ひらめく」より具体的な内容を連想させる。
「ひらめく」/「考えつく」はもちろん「思いつく」と比べても、論理的な思考過程とは
関係に瞬間的に脳裏をよぎる唐突な感じが強い。
...納得...。
やっぱりこの辞書、面白い。
