2010年06月08日
意味のない漢字練習は止めよ!
塾で中学生が、空いた時間に学校の宿題をしていることがある。
多いのは漢字の書き取り練習だ。
「白文帳」と呼ばれる縦書きのマス目入りノートに、ひたすら同じ漢字を書いている。
遠い昔、私も、一つの漢字だけを一行に繰り返し書かされた経験がある。
そのうち面倒になって、偏だけをまとめて先に書いたりしていた。
あれで力がついたとは到底思えない。
さすがにそういう例は少なくなったが、精々熟語レベルでの繰り返しが主流だ。
生徒に確認してみると、案の定、意味は全くわかっていない。
わかろうとも思っていない。
ただ指示された量をこなすだけ、ページを埋めるだけの作業に成り下がっている。
意味が推測できる固まりで書き写す課題にすべきではないか。
その分、一行での反復回数は減るだろうが、
「含蓄」を何度も書くより、「含蓄のある言葉」を2回書いた方がよほど身につくと思われる。
十年一日のごとき漢字練習の方法は、ぜひ見直してもらいたい。
余談だが、長野市の中学校で使われている漢字のテキスト、
ずっと前から気になっている間違いが未だに直っていない。
「狂」という字の用例にこんな文があるのだ。
「車は走る狂器だ」
「凶器」でしょう...。
間違って覚えてしまう子が少ないことを願う。
29年ぶりに常用漢字が増えるという。
パソコンや携帯電話の普及で難しい字も簡単に「打てる」ようになったことを踏まえ、
「鬱」「彙」「蓋」など画数の多い字も追加されることになった。
賛否両論あるようだ。
賛成派は思考力、表現力が豊かになると歓迎し、
反対派は子どもの負担(特に入試)が増えることを危惧している。
文化審議会答申の前文にはこうある。
「すべての漢字を手書きできる必要はなく、それを求めるものでもない」
ところが、どの漢字が「手書きできなくてもいい」のかは示されていない。
ということは、大学入試に向けてはすべての漢字を書けるようにしておかなければならない。
これは大変だ...。
常用漢字表を2つに分けて、「読めればいい」漢字を別に示すべきである。
いくら前文で謳っても、そこを明確にしなくては意味がない。
今回の改訂は、今まで新聞などでは平仮名にせざるを得なかった、
「憂うつ」や「ごう慢」などの不自然な表記が解消されるという点では評価したい。
ただ、常用漢字が増えたからと、必要以上に漢字を多用することは避けたいものである。
知っている漢字でもあえて仮名にする方が上品なときも多いのだ。
昔誰かが言っていた言葉を肝に銘じている。
「バカの文章は漢字が多い」

多いのは漢字の書き取り練習だ。
「白文帳」と呼ばれる縦書きのマス目入りノートに、ひたすら同じ漢字を書いている。
遠い昔、私も、一つの漢字だけを一行に繰り返し書かされた経験がある。
そのうち面倒になって、偏だけをまとめて先に書いたりしていた。
あれで力がついたとは到底思えない。
さすがにそういう例は少なくなったが、精々熟語レベルでの繰り返しが主流だ。
生徒に確認してみると、案の定、意味は全くわかっていない。
わかろうとも思っていない。
ただ指示された量をこなすだけ、ページを埋めるだけの作業に成り下がっている。
意味が推測できる固まりで書き写す課題にすべきではないか。
その分、一行での反復回数は減るだろうが、
「含蓄」を何度も書くより、「含蓄のある言葉」を2回書いた方がよほど身につくと思われる。
十年一日のごとき漢字練習の方法は、ぜひ見直してもらいたい。
余談だが、長野市の中学校で使われている漢字のテキスト、
ずっと前から気になっている間違いが未だに直っていない。
「狂」という字の用例にこんな文があるのだ。
「車は走る狂器だ」
「凶器」でしょう...。
間違って覚えてしまう子が少ないことを願う。
29年ぶりに常用漢字が増えるという。
パソコンや携帯電話の普及で難しい字も簡単に「打てる」ようになったことを踏まえ、
「鬱」「彙」「蓋」など画数の多い字も追加されることになった。
賛否両論あるようだ。
賛成派は思考力、表現力が豊かになると歓迎し、
反対派は子どもの負担(特に入試)が増えることを危惧している。
文化審議会答申の前文にはこうある。
「すべての漢字を手書きできる必要はなく、それを求めるものでもない」
ところが、どの漢字が「手書きできなくてもいい」のかは示されていない。
ということは、大学入試に向けてはすべての漢字を書けるようにしておかなければならない。
これは大変だ...。
常用漢字表を2つに分けて、「読めればいい」漢字を別に示すべきである。
いくら前文で謳っても、そこを明確にしなくては意味がない。
今回の改訂は、今まで新聞などでは平仮名にせざるを得なかった、
「憂うつ」や「ごう慢」などの不自然な表記が解消されるという点では評価したい。
ただ、常用漢字が増えたからと、必要以上に漢字を多用することは避けたいものである。
知っている漢字でもあえて仮名にする方が上品なときも多いのだ。
昔誰かが言っていた言葉を肝に銘じている。
「バカの文章は漢字が多い」

Posted by どーもオリゴ糖 at 12:31│Comments(2)
│ことば
この記事へのコメント
こんにちは、
はじめまして^-^
いつも、ほー!なるほど!と勉強をさせて頂いてます
自分の頭の中にきちんと吸収される事を楽しみに
これからも勉強します♪
はじめまして^-^
いつも、ほー!なるほど!と勉強をさせて頂いてます
自分の頭の中にきちんと吸収される事を楽しみに
これからも勉強します♪
Posted by じゅげむ
at 2010年06月10日 10:18

じゅげむさん、ありがとうございます!
思いついたことをただ書き連ねているだけなので、勉強になるかどうかはわかりませんが...。
「自分の頭の中にきちんと吸収される事を楽しみに」という表現が素敵です。
当方は年を取るにつれ、吸収力が衰えて困っています...。
またお越しくださいね。
思いついたことをただ書き連ねているだけなので、勉強になるかどうかはわかりませんが...。
「自分の頭の中にきちんと吸収される事を楽しみに」という表現が素敵です。
当方は年を取るにつれ、吸収力が衰えて困っています...。
またお越しくださいね。
Posted by どーもオリゴ糖
at 2010年06月10日 11:48
