2010年08月01日

ひとよひとよに...

√2は「ひとよひとよにひとみごろ...」
√3は「ひとなみにおごれや...」と覚えた。
√5は「ふじさんろくおうむなく...」だったけ...。

π(円周率)の覚え方は知らなかった。
「産医師異国に向こう産後薬なく産婦みやしろに
虫さんざん闇に鳴く御礼には早よ行くな...」
だそうだ。
これで、小数点以下39ケタまでカバーできる。
う~ん....すごい。
本気で覚えようか...。

元素記号の覚え方も有名だ。
「すいへいりーべぼくのふね...」で楽勝だった。

先日何かで読んだのだが、この語呂合わせでの覚え方、日本独特のものだという。
たとえば英語では、「3.1416」までを覚えるのに、
「Yes I Have a Number」とつぶやくそうだ。
アルファベットの文字数で覚えるのだ。
これは大変だ...。
9文字の単語など限られてくるだろうし、ある程度意味が通じる必要もあるだろう。

0を「お」とも「れ」とも読んだり、
3を「さん」や「さ」、「み」と読んでも平気な日本語は、なんと便利なことか...。


電話番号を語呂合わせで覚えている方も多かろう。
因みに、わが家の今の電話番号は、
偶然にも結婚当初(28年前)東京に住んでいたときの番号と下4ケタが同じである。
ところが覚え方はまったく違うのだ。
文脈が通じるように、読みに幅を持たせることができるのが日本語の長所である。

そう言えば、九九を覚えるのも外国は大変だと聞いた。
日本のように「ににんが四」「にしが八」とリズミカルには行かないようだ。
英語なら「two times two is four」とか「two by four is eight」と言うらしい。

ただし、だからと言って、英語圏の人々がかけ算が苦手ということにはならない。
「六一が六」から順に言ってこないと「六七」にたどり着けない人よりは遙かに速く、
瞬間的に「42」をたたき出せる英米人はたくさんいるはずである。

英語では年号の語呂合わせもないのかな...。
「鳴くよ鶯平安京」(794年)「いい国作ろう鎌倉幕府」(1192年)、
「以後よく広まるキリスト教」(1549年)
などは、
一生忘れることがないであろう、語呂合わせの傑作だと思う。






ひとよひとよに...








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Posted by どーもオリゴ糖 at 11:35│Comments(0)ことば
 
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