2010年08月09日

本を譲ってください!

松代には図書館がない。
2週間に一度、「移動図書館」という名の車が回ってくるだけだ。

そもそも、長野市に図書館が3ヶ所(市立2+県立1)しかないのが少なすぎる。
人口40万人に迫ろうかという「中核市」にしてはお粗末ではないか。
千葉県袖ヶ浦市(人口6万)には5つの図書館があり、
市民はどこに住んでいても車で5分以内で本を借りに行けるそうだ。


以前住んでいた信州新町でも、松代に来てからも、
妻と2人で事あるごとに「図書館がほしい」という話をしてきたが、
行政も住民自身も関心は薄い。

松代には本屋もない。
私が今塾として借りている所が、昔書店だったそうだ。
一時は近くに支店も出していたようだが、
今では気軽にふらっと寄れる「町の本屋さん」はなくなってしまった。
まあ、これはどこでも同様の状況だろうが...。

私も妻も、子どもたちも、みな本は好きだ。
塾を始めてからも読解力、要約力、言語力などの育成に力を入れてきた。
塾には教材や参考書以外にも、子ども向けから大人対象の本、
果ては英語の絵本やペーパーバックまで、多種多様な本がある。
私が読み終わった本は、自動的に塾の本棚に並ぶ仕組みだ。
「塾の価値は蔵書の数で決まる」というのが持論でもある。

さて、松代だ。
行政に期待しても無理なら、自分たちで始めることにした。

松代の教室は2部屋に分かれている。
今のところ奥の部屋で授業を行っているので、
入口に近い方は「前室」扱いで机と椅子があるだけだ。
ここを図書スペースにしようと考えたのだ。
貸し出しや、ものによっては超安価での販売もしたい。
読み聞かせや朗読の場としても活用できる。


これを、思考力と言語力を育てるNPO設立の足がかりにしたいと思う。
「週刊長野」で本の寄付を呼びかけたら、
さっそく川中島から持って来てくれるという人が現れた。
嬉しい限りである。

本のジャンルは問いません。
松代まで持ち込み可能な方、あるいは送っていただける方、ご協力をお願いします!
近くで大量なら取りに伺います。

















  


Posted by どーもオリゴ糖 at 12:57Comments(0)よしなしごと