2010年08月16日

J2初観戦!

13日~15日と千葉の実家に帰省してきた。
世間の流れとは逆なのでJRの切符も取りやすい。

私と同じ年に結婚した妹の家を初めて訪れた。
帰りには上野の国立博物館にも寄ってきた。
だが今回一番印象に残ったのは、何と言ってもサッカーJ2の観戦である。

実家の最寄り駅からわずか3駅目に、ジェフ千葉のホームスタジアムがある。
J1だったときから、母が一度行ってみたいと言っていたのを思い出し、
日程を確かめると、ちょうど14日に試合がある。

母は81歳になったが、一人でいろいろな所に出かけていく。
パソコンもできるし、Suicaも使いこなす。
意向を打診すると、ぜひ行きたいとの返事だったのでチケットを取った。

私は野球好きなので球場には何度も足を運んでいるが、
サッカーは地元「長野パルセイロ」の試合を観たことがあるだけだ。
Jリーグの、本格的なスタジアムに行くのは初めてである。
妻など、パルセイロの試合を観た篠ノ井のサッカー場と変わらぬ規模をイメージしていたらしい。

JR蘇我駅からゆっくり歩いて10分。
スタジアムが見えてきたところで、妻が「すごい!」と歓声を上げた。
試合開始30分前だったが、すでに外までサポーターの熱狂的な応援が響いている。
野球のそれを遙かに凌駕するパワーだ。

中に入ると、カクテル光線に浮かび上がった芝生が鮮やかだ。
収容人数は2万人弱と、サッカー場としてはコンパクトなので、
思ったよりもピッチを近くに感じることができる。

場内には大音量でポップな曲が流れ、
ゴール裏のサポーターの応援は途切れることなく続いた。
隣の席との会話もままならない。

日常生活とは180°異なるハレの場に、
半ば圧倒され半ば恍惚とする中、キックオフの笛が鳴った。

前半は、ゴール前のジェフ千葉の攻めを目の前で観ることができたが0vs0。
後半PKと相手のオウンゴールで、2 vs 0で快勝した。
少し遠い反対側のゴールへのシュートだったのが残念だが、
迫力、興奮、そして爽快感は十分に味わうことができた。

それにしても、野球と違って圧倒的に若者が多い。
81歳のばあさんなど、当日の最高齢ではなかったか...。

あの応援も半端ではない。
野球なら相手の攻撃のときには休めるが、
サッカーは試合中ずっと大声で歌い、体を動かしている。
あれは年寄りにはできない...。
まあ最近は野球でも、ロッテや日本ハムを筆頭に、あの手の応援が増えてはいるが...。

競技の性格上無理な話だが、できれば静かな時間もほしい。
同じコールを十数回繰り返すのもついて行けない...。
私にはやはり野球のリズムが合っているのだろうか。

サッカーは時間がある程度決まっている。
野球のように、下手したら4時間、5時間ということはない。
だからこそ、選手もサポーターもそこに集中できる。
実に濃密な90分になっているのだ。

やはり若者向けのスポーツなのだろう。
私には、野球のあのダラダラ感が魅力だ。
動と静、緊張と弛緩、間合い、駆け引き...そんな要素が欠かせない。
相撲もそうだが、こういう奥深さを楽しめるようになるには、
それなりの人生経験が必要ということかも知れない...。











  


Posted by どーもオリゴ糖 at 13:15Comments(0)日記