2010年05月23日
「誕生」と「生誕」
「Google」の看板ロゴに懐かしの「パックマン」が登場している。
今日の深夜までの限定だそうで、キーボードの矢印キーで実際に遊べる。
思えば社会人に成り立ての30年前、昼休みに喫茶店でよく遊んだものだ。
インベーダーゲームは今一だったが、このパックマンは大好きで100円玉をつぎ込んだ。
もちろん久々にやってみたが、小さなキーではどうも勝手が悪い。
普段ゲームなどしないので、「十」ではなく「┴」に配置された矢印が扱いにくいのだ。
下に行くつもりが左に行ってしまったりして、あっという間にGAME OVERになってしまった。
このパックマン復活を紹介した記事(朝日新聞)の中に、
前回ちょっと話題にした「誕生」と「生誕」が両方出てきた。
「30年前の1980年5月22日に誕生したゲーム「パックマン」が、...」
「同サイトが生誕30年を祝って、...」
私の認識では、「誕生」は今生きている人に、
「生誕」はすでに亡くなった人(特に有名人)に使う言葉だと思っていた。
日常的によく使われるのは「誕生」だろう。
毎年祝うのは「誕生日」であり、「誕生石」や「誕生花」などもある。
一方「生誕」は「太宰治生誕100年」「坂本龍馬生誕の地」などでお馴染みだ。
ところが、辞書にはそんな定義は載っていない。
Yahoo の辞書機能では両者は同じ意味になっている。
ユニークな定義で知られる「新明解」では次のような記述だ。
「誕生」(胎生動物が、また広義では卵生動物が卵からかえって)生まれること。
(新しく制度・組織・施設などが)出来る意にも用いられる。
狭義では胎生動物だけに使われるなんて知らなかった...。
「生誕」(第一級の学者・宗教家・芸術家などが)生まれること。
坂本龍馬はどこに含まれるのか...。
ということは、「第一級の学者」などには生前でも「生誕」を使っていいのだろうか。
もっとも、死後に業績が認められるということも多いので、不都合は少ないのかも知れない。
パックマンの記事に戻る。
私の感覚では今は廃れてしまったパックマンの方に「生誕」を、
現在隆盛のGoogle に「誕生」を用いるべきではないかと思う。
「新明解」の定義に基づくなら、記者の価値観が反映されていることになる。
Google を「第一級」と考えて「生誕」という尊称を与えたのだろうか...。
謎は解明されないままである。

今日の深夜までの限定だそうで、キーボードの矢印キーで実際に遊べる。
思えば社会人に成り立ての30年前、昼休みに喫茶店でよく遊んだものだ。
インベーダーゲームは今一だったが、このパックマンは大好きで100円玉をつぎ込んだ。
もちろん久々にやってみたが、小さなキーではどうも勝手が悪い。
普段ゲームなどしないので、「十」ではなく「┴」に配置された矢印が扱いにくいのだ。
下に行くつもりが左に行ってしまったりして、あっという間にGAME OVERになってしまった。
このパックマン復活を紹介した記事(朝日新聞)の中に、
前回ちょっと話題にした「誕生」と「生誕」が両方出てきた。
「30年前の1980年5月22日に誕生したゲーム「パックマン」が、...」
「同サイトが生誕30年を祝って、...」
私の認識では、「誕生」は今生きている人に、
「生誕」はすでに亡くなった人(特に有名人)に使う言葉だと思っていた。
日常的によく使われるのは「誕生」だろう。
毎年祝うのは「誕生日」であり、「誕生石」や「誕生花」などもある。
一方「生誕」は「太宰治生誕100年」「坂本龍馬生誕の地」などでお馴染みだ。
ところが、辞書にはそんな定義は載っていない。
Yahoo の辞書機能では両者は同じ意味になっている。
ユニークな定義で知られる「新明解」では次のような記述だ。
「誕生」(胎生動物が、また広義では卵生動物が卵からかえって)生まれること。
(新しく制度・組織・施設などが)出来る意にも用いられる。
狭義では胎生動物だけに使われるなんて知らなかった...。
「生誕」(第一級の学者・宗教家・芸術家などが)生まれること。
坂本龍馬はどこに含まれるのか...。
ということは、「第一級の学者」などには生前でも「生誕」を使っていいのだろうか。
もっとも、死後に業績が認められるということも多いので、不都合は少ないのかも知れない。
パックマンの記事に戻る。
私の感覚では今は廃れてしまったパックマンの方に「生誕」を、
現在隆盛のGoogle に「誕生」を用いるべきではないかと思う。
「新明解」の定義に基づくなら、記者の価値観が反映されていることになる。
Google を「第一級」と考えて「生誕」という尊称を与えたのだろうか...。
謎は解明されないままである。
