2010年05月16日

「原因」のふりがな

中3の生徒が、その日の中間テストの出来を話し合っていた。
国語のテストで、漢字の読みに「原因」というのがあったらしい。
中3のテストにしては簡単すぎないか?と思ったのだが、話を聞いていると一人が
「げいいん」と書いたという。
もう一人は「げんいん」と答えたそうで、どちらが正しいかわからないようだ。

もちろん「げんいん」が正解である。
「原」を「げい」と読む例など聞いたことがない。
ただ、音を聞いたり発したりするときは「ん」をあまり意識していないのかも知れない。
「い」の方が言いやすいのかも...。

小学生にはこの間違いが結構ある。
「全員」が「ぜいいん」になったり、「店員」を「ていいん」と書いたり...。
それには慣れていたが、まさか中3がそんな間違いをするとは思ってもいなかった。

文頭に「なので」「なのに」を使う。
「やはり」を「やっぱ」、「いやだ」を「やだ」と書く。
「見てる」(正しくは「見ている」)「~けど」(「~けれど」)などは、
ごく当たり前の書き方になっている。
話し言葉をそのまま書き言葉に使うことに全く抵抗がないのだ。

やはり書くことを柱に据えた「言語力」を養成しなければいけない。
本離れ、メールの普及などの現状を見ていると、放っておいて自然に育つ力ではないと思う。
学校の国語の授業にも、今のところあまり期待できないのだ。

因みにATOKで「げいいん」と打ってみると、変換候補として「鯨飲」の次に「原因」も出てくる。
「「げんいん」の誤り」という注釈つきである。
それだけ間違って覚えている人が多いということか...。
日本語変換ソフトの開発者も大変である。







  


Posted by どーもオリゴ糖 at 12:42Comments(0)ことば