2010年07月23日
この番組は何なんだ!?
NHKで毎週木曜日の夜に放映している、日本語についての番組がある。
タイトルから気に入らない。
「みんなで日本GO!」だと...?
NHKならもう少し「らしい」タイトルにしろ!
何なんだ、このウケを狙ったような、恥ずかしくなるような名前は...。
まあ。百歩譲って、内容がそれなりならタイトルは許す。
しかし、内容も思わずヤジを飛ばしたくなるようなていたらくなのだ。
まず司会の面々が軽い。
船越英一郎、アンタッチャブルの山崎、可愛いだけのような女子アナ...。
「この言い方はありかなしか」をスタジオの有名人・一般人に問うのだが、
フリは「みんなで日本GO!」のGO!に合わせて手を突き上げる。
答える方はYES・NOを、青・赤の風船(言霊だそうだ..)を肩に乗せることで表示する。
番組の終わりには、街で見かけた「なにコレ」的な日本語を、
視聴者から写真で投稿してもらうコーナーがあるのだが、
そのコーナーの名が「NHK(何か・変な・感じ)」...。
昭和の匂いがプンプンする。
プロデューサーはかなりお年の方か...。
だったら肝心の日本語についても、かなり頑固な見解を押し通すのかと思えば、これが違うのだ。
日本語が乱れていると言われる昨今、一方で日本語を見直すという動きも盛んだ。
日本語に焦点を当てた番組も珍しくない。
少し前まで民放でやっていた「タモリのジャポニカロゴス」は面白かった。
今度はNHKということで、
「こんな言い方はダメ!」とビシッと指摘してくれるのだろうと期待していた。
ところがまったく逆なのだ。
早い話、「これは変だろう」と思う日本語も、ほとんどが「あり」なのだ。
語源はこうだ、方言では普通だ、若者はこんな気持ちで使っているなどのデータを紹介し、
「だからこの言い方もおかしくない」という方向に誘導している。
NHKのイメージを打ち破る番組にしたかったのかも知れない。
「目からウロコ」をさかんにアピールしている。
言葉は時代の流れで変わるものだという主張はわかる。
そういう面も確かにあるだろう。
「一所懸命」より「一生懸命」が一般的になったり、
「情緒」の読み方が「じょうしょ」から「じょうちょ」に変わったような例も多い。
(私は意地でも「一所懸命」を使う...。)
しかし、「全然おいしい」も「とんでもございません」も、
「Aランチになります」や「(プラス評価の)やばい」も、何でもOKというのは如何なものか。
さらに腹が立つのは、スタジオの「判定人」の意見が簡単に変わることだ。
初めはNOを表示していた人たちも、
上記のような「弁明」を聞いた後での再質問では、コロッとYESに変わってしまう。
「なし」が大半だった言い方も、最終的には「あり」が過半数を占める展開になるのだ。
「やらせ」出はないかと思うくらい、みごとなどんでん返しになることも少なくない。
もうちょっと自分の見解に自信を持てと言いたくなる...。
まあ、かく言う私も、文句を言いながらも毎週チェックはしているので、
案外人気があるのかも知れない。
しかし、できれば一刻も早く終わってほしいものだ。
「別に正しくなくても、何でもいいじゃん」という日本人が増えないうちに...。

タイトルから気に入らない。
「みんなで日本GO!」だと...?
NHKならもう少し「らしい」タイトルにしろ!
何なんだ、このウケを狙ったような、恥ずかしくなるような名前は...。
まあ。百歩譲って、内容がそれなりならタイトルは許す。
しかし、内容も思わずヤジを飛ばしたくなるようなていたらくなのだ。
まず司会の面々が軽い。
船越英一郎、アンタッチャブルの山崎、可愛いだけのような女子アナ...。
「この言い方はありかなしか」をスタジオの有名人・一般人に問うのだが、
フリは「みんなで日本GO!」のGO!に合わせて手を突き上げる。
答える方はYES・NOを、青・赤の風船(言霊だそうだ..)を肩に乗せることで表示する。
番組の終わりには、街で見かけた「なにコレ」的な日本語を、
視聴者から写真で投稿してもらうコーナーがあるのだが、
そのコーナーの名が「NHK(何か・変な・感じ)」...。
昭和の匂いがプンプンする。
プロデューサーはかなりお年の方か...。
だったら肝心の日本語についても、かなり頑固な見解を押し通すのかと思えば、これが違うのだ。
日本語が乱れていると言われる昨今、一方で日本語を見直すという動きも盛んだ。
日本語に焦点を当てた番組も珍しくない。
少し前まで民放でやっていた「タモリのジャポニカロゴス」は面白かった。
今度はNHKということで、
「こんな言い方はダメ!」とビシッと指摘してくれるのだろうと期待していた。
ところがまったく逆なのだ。
早い話、「これは変だろう」と思う日本語も、ほとんどが「あり」なのだ。
語源はこうだ、方言では普通だ、若者はこんな気持ちで使っているなどのデータを紹介し、
「だからこの言い方もおかしくない」という方向に誘導している。
NHKのイメージを打ち破る番組にしたかったのかも知れない。
「目からウロコ」をさかんにアピールしている。
言葉は時代の流れで変わるものだという主張はわかる。
そういう面も確かにあるだろう。
「一所懸命」より「一生懸命」が一般的になったり、
「情緒」の読み方が「じょうしょ」から「じょうちょ」に変わったような例も多い。
(私は意地でも「一所懸命」を使う...。)
しかし、「全然おいしい」も「とんでもございません」も、
「Aランチになります」や「(プラス評価の)やばい」も、何でもOKというのは如何なものか。
さらに腹が立つのは、スタジオの「判定人」の意見が簡単に変わることだ。
初めはNOを表示していた人たちも、
上記のような「弁明」を聞いた後での再質問では、コロッとYESに変わってしまう。
「なし」が大半だった言い方も、最終的には「あり」が過半数を占める展開になるのだ。
「やらせ」出はないかと思うくらい、みごとなどんでん返しになることも少なくない。
もうちょっと自分の見解に自信を持てと言いたくなる...。
まあ、かく言う私も、文句を言いながらも毎週チェックはしているので、
案外人気があるのかも知れない。
しかし、できれば一刻も早く終わってほしいものだ。
「別に正しくなくても、何でもいいじゃん」という日本人が増えないうちに...。
